井戸の底で実験室

天才になるという欲望を挫折したので、凡人として生きる方法を模索している。

なんでもない日23

悩みすぎて全てがどうでもよくなるとメンタルの調子が飛躍的に良くなるのは、他人の眼差しが自分の内側からきているイメージだというのに気づくからなのだろうか。頭の中で、投げつけられた悪意を反復してしまい、それに対して膨大な反論を延々と続けている妄想が燃えている。バッドエンド主義者なので勝ち誇った気分にはなれず、頭のなかの人々はいつも私に白い目を向けてくる。私の妄想はいつも妄想のなかでやり過ぎる私を軽蔑する。捻れた自己嫌悪。正論と言葉の暴力で相手を潰すことを悦ぶ自分への侮蔑だ。
ニコニコするのに疲れ、謝るのに疲れ、礼を言うのに疲れた。ので全部止めてみた。社会人失格と言われてもどうでもいいこの方が楽である。


明日にはこの感覚を忘れて、また辛い1日に戻っているのだろうか。