井戸の底で実験室

天才になるという欲望を挫折したので、凡人として生きる方法を模索している。

なんでもない日 14

私の会社には自己評価システムがあるらしい。
らしい、というのは、私自身は派遣的な立場なので自己評価システムをまだ経験してないのである。だから外側からチラ見した立場からしか考えることができない。

自己評価システムは、会社側が、個人の目標設定や成果を確認するためのものなのだろう。
自分のなかで目標が明確になっているのは仕事上良いことだと思う。
しかしそれを会社に提出させるシステムに弊害は無いのだろうか。自己評価システムそれ自体を評価する視点を持って運用しているのだろうか。他人に見せるための自己評価がただのアピールになり下がってしまう可能性は?

こんな疑問がちょいちょい浮かぶ

自分の仕事を自分で評価するには、自分の価値基準を明確にして、それに沿って的確な判断を下すことが求められる。けれど、それって果たしてみんなが突然できるようになることなのだろうか?

今の仕事に就いて、理想と仕事内容にギャップ差を感じることが多い。仕事の本質をつかみ損ねたのだ。他人を幸せにする、他人がミスをしにくいシステムを作る、他人のミスをフォローする。そんな仕事がしたい。しかし実際には叱るのが仕事のようになってしまう。

結局、自分は、良い人でいたいのかもしれない。